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救命救急

回復体位

RecoveryPosition(回復体位)
反応はないが普段どおりの呼吸をしている場合は、気道の確保を続けて救急隊の到着を待ちます。気道確保は人工呼吸を行う場合と同様に、頭部後屈あご先挙上法で行います。
吐物などによる窒息の危険があるか、やむを得ず傷病者のそばを離れる時には、イラストのような体位(回復体位)をとります。


◆反応は無いが正常な呼吸をしている場合は・・・
・気道の確保を続け、救急隊の到着を待つ
・吐物等による窒息を防ぐ


◆回復体位にする

回復体位

・顎を前に出し、上側の手の甲に顔をのせる
・上側の膝を約90度曲げて、体を安定させる


◆回復体位のとり方
 回復体位のやり方は、患者の横に立ち膝で立ち、
  1.手前側の手を90度曲げたバンザイの形にします。
  2.次に患者の反対側の膝をしっかりと立てます。
  3.患者の立てた膝と同側の肩を持ち、膝をテコのように使って手前に転がします。
  4.患者は横向きで安定するはずです。
  5.上になっている腕を曲げ、頬の下に差し入れ、枕にします。
    この時、患者の首が少し上向きになるようにしてあげると、呼吸がよりしやすくなります。